次あなたが誰かと目が合う何か込み上げてくるものがあったら、すこし立ち止まってよく考えてみる必要があるかもしれません。それは先祖より受け継がれた遺伝子にからくるものなのか?それは
近年ラテン民族の新しい研究により持ち上がった非常に興味深い疑問です。
サンフランシスコ、カリフォルニア大学のネイル・リッシュとエステバン・ゴンザレス・バーチャード率いるチームがメキシコとプエルトリコ系の夫婦からDNAを採取し、ゲノム全体から約100種類の遺伝子マーカーを調べました。これらの遺伝子マーカーから、研究者達は各々の遺伝子にアメリカ住民とヨーロッパ系そしてアフリカ系の遺伝子を確認する事に成功しました。
研究者達は、メキシコ系の人々がアメリカ原住民やヨーロッパ系の先祖に近い民族をパートナーに選ぶ傾向があり、プエルトリコ系の人々はヨーロッパ系とアフリカ系の先祖の絶妙なバランスに基づいてカップルが構成されているということを発見しました。
チームはまた、各人の社会経済的プロファイルに注意を払い、祖先と同じようにパートナーの選択肢が説得力があると説明したかどうかを確認しました。しかし、これらの要因はペアリングを説明できませんでした。
サイジングアップ
さらに、サンフランシスコのベイエリアに住むメキシコ人にもメキシコに住むメキシコ人やプエルトリコやニューヨークに住むプエルトリコ人と全く同じパターンを発見しました。つまり、人々はおそらく外見や行動、そして匂いといった微妙な違いにヒントを得ていたのでしょう。「おそらく相手を魅力的に感じるせいで無意識的にパートナーを過大評価しているのだと思います」とバーチャード氏は言います。
遺伝的に類似した仲間を探す傾向は、集団の人の健康に影響を与える遺伝子を探している研究者を混乱させる可能性がある、とリッシュは警告する。これは、特定の病とともに遺伝するように見える遺伝子マーカーは、その病がもっと一般的である集団のサブグループにおいて単にもっと共通であるかもしれないからだ。北ヨーロッパ人など、遺伝的に変化の少ない個体群でも同様の傾向が見られるかどうかは明らかではない。しかしながら先祖に基づいた仲間の選択は、多様で沢山のヨーロッパの祖先を含み豊かな遺伝的遺産を持つアフリカ系アメリカ人にとってとても強力な要因となる可能性があります。
古典的な方法
人間は自分の異なる免疫系遺伝子を持つ相手を好むという考えに基づきパートナー選びの為に遺伝子検査を提供する企業が既に存在します。そして、私たちは共通の先祖にも基づきマッチングしようとするDNAデーティングサービスを期待するができるでしょうか?スイスのチューリッヒにあるGenePartner社を経営するTamara Brown 氏は、同社には祖先ベースのマッチングを導入する予定はないとしている。
その一方で、別のチームのメンバーでDNAマッチングに懐疑的な研究者のマークビア氏は「
私はバーで飲んでいる時に人にぶつかるという古典的な方法の方が好きです」と言います。
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